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その男、「神様モード」

今日のブログは、決してPKを止めたから書いた訳ではありません。
試合が始まる前から、このネタを書こうと決めていました。
主役である23番、そして1番、12番の話。

川口能活、彼は最もサポーターを大切にする選手のひとり。
代表戦、ジュビロの試合を観戦した人はご存知ですよね。

彼はゴール裏のサポーターを味方につけることの大切さ、
一緒になってゴールを守るような雰囲気を作ることの重要性を
知っている選手です。

代表戦でも、彼は常にサポーターへ念入りな挨拶を怠りません。
いつもスタンドからのヨシカツコールに手を上げて応えてくれます。
 
 

運命の日、6月18日。
試合開始前の練習時間。

フィールドプレイヤーに先立って、フランケンスタディオンのピッチに
最初に現れたのは、いつもの通りGK3人とGKコーチ、スタッフ。
 
 
その時、思いました。感じました。
 
 
今日の彼はいつも以上に試合に入り込んでいる、と。

そしてその彼のテンションを更に盛り上げていたのは、1番と12番、
そう、楢崎正剛と土肥洋一の2選手です。

控えGKの二人は、余程のアクシデントがなければ試合に出ることは
ないでしょう。
でも、彼らは能活の練習時間、ひたすら彼を盛り上げて、サポートして、
彼のテンションを高めるための気遣いを欠かしませんでした。
いつもの気遣いですが、彼ら2人もいつも以上にテンションを上げている
ように感じました。

私たち応援席の目の前で行われた練習から、明らかにいつも以上の雰囲気
を感じ取ることができたのです。
簡単なことじゃないですよね、試合に出ないのにテンションを高めるって。
自分のテンションじゃなく、ライバルGKのテンションに合わせるって。
 

主役の能活はいつもよりも更に丹念に、各方向のサポーターに挨拶をして
いました。それまで元気の無かったサポーター達を煽るかのように。
 
 

きっと彼はそのテンションのまま、うまく試合に入っていったのでしょう。
PKを阻止したことは決して偶然ではなく、必然であり、彼と彼を囲む
GKチームの準備の成果だと思います。

能活ファンの皆様、きっとみんな以上にドキドキの90分だったのでしょうね。
0619t10.jpg
 
 
 
試合が終わった後、能活は相手GKとユニフォームを交換していました。
スコアレスドローとは、GKにとって互いを称えあえる唯一のスコアでも
あるからでしょうか。
 

試合後、私は彼に注目していました。

彼を真っ先に出迎えたのは、やはり1番と12番でした。
そして能活が2人に囲まれたその瞬間、彼はその日はじめて
ホッとしたような表情を見せたように感じました。

完封したこと、PKを含めて好セーブができたこと。
そのプロセスを知る二人にだからこそ、ホッとした表情を見せたのだと
思います。

本当に、この日の彼の雰囲気、オーラ出てました
埼玉でのパブリックビューイングでも能活コールに沸いたと聞きます。
川口能活、とても魅力的な選手です。
 

次のブラジル戦、メディアはきっと「マイアミの奇跡」を引き合いに出し、
更なるスーパーセーブを期待するでしょう。

でも私は忘れません。

GKは控え2人とスタッフを含めた小さなチームであるということを。。
能活のスーパーセーブが飛び出したら、その奥には楢崎と土肥の想いが
秘められていることを。
スーパーセーブや勝利が「奇跡」ではないことを。

ブラジル戦、能活の出番が少なくなることを祈りつつ・・・。
 
 

試合後、能活の活躍に感謝しつつゴールマウスに飛び込む妻。
0618t07.jpg

そしてあまりにかわいいブラジルの子供に一目惚れ。
0618t09.jpg

今日はこれからスペイン対チュニジア戦を見に行ってきます。

※J-WAVE GMT ドイツ特派員ブログより抜粋

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