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想い出話『paris』

取引先の人との商談の冒頭、

「来週は海外出張で不在なんです・・・」だって。

「へぇ~どちらに?」

「Parisに行くんです。」

本来ならオススメしたいことがあるんだけど、
きっと長くなっちゃうから、、、やめとこ。

店頭ディスプレイやヴィジュアル製作などを専門で請け負う
クリエイターの方。

どうやら営業成績UPのご褒美として、

「parisのクリスマスディスプレイ、ショーウインドウを見て来なさい」

と、送り出されるらしい。

昔ならさほど反応しなかったと思うが、
さすがに今年自分が訪れた街の話しになると、
ついついいろいろと想い出してしまう。

BAYにとってparisで最も印象的だったのは、
エッフェル塔でも凱旋門でもルーブル美術館でもない。

Le Cinq」(ル・サンク)というレストランである。
 

 
parisを訪れると決めた時から、妻は言っていた。

「三ツ星レストランには絶対行くからね。」

食に疎いBAYにはその価値がわからず、そんなにすごいのかな?
と半信半疑のまま、1ヶ月以上前に国際電話で予約を取った。

普段着ているスーツでは不十分と、ドレスアップするために
スーツまで新しく買うことになるとは、思いもせずに・・・。
 
 
ワールドカップの日本戦第1戦と第2戦の合間、5日間でparis
だけでなく南仏monaco,nice,marceille,,,も旅するという強行
スケジュールだった新婚旅行。

その日もparisの街を慌しく動き回っていたら・・・
あっという間に予約の時間。

しかもその後スケジュールが詰まっていたために、
せっかくの三ツ星レストランなのに
店に居られるのがわずか1時間しかなくなってしまったのだ!!!

だいたい、この高貴なレストランで「1時間しか無いんです」
などと言うのが恥ずかしい。

Img_2159 

 

 

 

 

 

 

Img_2160

 

 

 

 

 

フォーシーズンズホテルの1Fに構える店構えからして
高級感溢れるこの三ツ星レストランは、
きっちりと正装した人がゆったりと美味しい食事を楽しむ店であり、
決して慌しく食べるような場所ではないのだ。

だけど、その後の予定も大事・・・。

思い切って言ってみることにした。

「せっかくなのに残念なんだけど、、、1時間しか無いんだ。
 1時間でもコースって食べさせてもらえる???」

応対してくれた紳士(マネージャー風)は、曇りの無い自然な笑顔で答えた。

「それは残念です。でも、私たちにお任せください。」

「通常のフルコースよりも少し品数の少ないショートコースがあります。
 そちらでもボリュームは十分ですから、ショートコースでいかがですか?」

いやぁ、ホッとしました。

 
そもそもミシュラン社の選定する三ツ星レストランの選定基準は、
”味”だけではない。
もちろんただ高級であることでもない。

サービスの素晴らしさ、清潔感、インテリアや設備面など、
レストランとしての全ての要素を総合的に格付けしているのである。

なるほど早くも納得である。

これだけの高級店でありながら、
明からに観光客で離れしていない日本人のわがままな申し出にも
全く動じることなく、他の常連さん、他のお金持ちっぽい人々と
同じように接してくれる。

すべてにおいて完璧に近いほど美味しい一品一品の料理たちは、
決して焦らず、それでいて絶妙のタイミングでテンポ良く
テーブルに運ばれてくる。

BAYの目の前に置かれた料理に被せられたフードと、
妻の目の前に置かれた料理に被せられたフードは、
どんな時も必ず同時に外される。
2人のウェイターによって。

あまりに美味しかったことと、
お店の雰囲気が良過ぎてカメラを出しづらかったこともあり、
料理の写真を取れなかったのが心残り・・・。

でもせっかくの料理だし、これだけの味だし、きっと想い出に残るだろう。
食べているうちにそう確信し、写真撮影の許可を求めたら・・・

またしても快くOK!

Img_2162

デザートの写真を
撮ってみました。

 

 

 

Img_2163

写真の撮り方がもっと
上手だったら・・・

実物はもっと魅力的★ 

 

  

そして何がビックリしたかって、、、

そのデザートを食べ終えた時に時計を見たら、
店に入ってからぴったり1時間!!!

感動です。

最高です。

その後、店内の写真も撮らせてもらい、
親切でカッコイイ、マネージャー風の紳士とも一枚。

Img_2164

満腹感と満足感と
少々のお酒で、

BAYは真っ赤な
酔っ払いと化してます。

 

 

後ろ髪を惹かれる想いで、
急いでお会計を済ませてタクシーに乗りました。

たった1度のディナーにここまでお金をかけることに
最初は正直疑問だったけど、

これだけの味とサービスと雰囲気を味わえるなら、
parisに行った時くらいはアリなのかな。

そう思わせるには十分な、素敵な時間でした。

Img_2158 

 

 

 

 

 

 

parisに出張・・・と聞いて、

やはり思い出すこの「LeCinq」でのディナー。

だけどこの想い、商談のついでじゃ伝わらない。

「parisに行くなら、三ツ星レストランとか、いいですよ♪」

と一言だけ伝え、仕事の話を始めた。

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コメント

新婚旅行のすばらしい思い出ですね〜。
パリは私も訪れたことがありますが、気位の高いフランス人に
気後れして(←気弱)、いつもビストロにしか入れません。

でもいつか一度くらいはその華麗な雰囲気と味に
酔ってみたい・・・と思いました。

投稿: akberlin | 2006/12/14 20:47

>akberlinさん
そうそう、フランス人は英語を話そうとしない人が多いですよね。自国語にプライドを持っているからと、よく言いますが・・・。

でもこのレストランは皆さん本当に親切で、言葉なんて話せなくても満足できそうな素晴らしいサービスです。

是非ご夫婦でいつか行ってみてください。

投稿: BAY | 2006/12/15 00:56

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