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”雪辱”の機会

Img_1343カイザースラウテルンの
暑かったあの日。

”あの日の雪辱を” と
みんなは言うけど、、、。

 

 

 

アジアカップ2007はいよいよ決勝トーナメントが始まる。
日本はいきなりオーストラリアとの対戦だ。

マスコミはこぞって「ワールドカップでの雪辱を晴らす時が来た」
という論調で煽っている。

確かに、オーストラリアに負けたのは悔しかった。
むちゃくちゃ悔しかった。

 

ただ、今回の対戦で”雪辱”って言われても、
BAYにはいまひとつピンとこない。

あの日、カイザースラウテルンで現場を目撃した人は、
共に汗を流した日本人たちは、
今、どんな気持ちで土曜日の試合を待っているのだろうか?

BAYの中では、やっぱりワールドカップは特別だった。

アジアカップを軽視しているわけでもないし、
もちろんオーストラリアを撃破して欲しい。

だけど、もし勝ったとしても、

あの日カイザースラウテルンの丘の上で抱いた悔しさは、
あの日の暑さと共に、色褪せることはないのだと思う。

 

ドイツに行こうと決めた時から楽しみにしていた試合であり、
チケットが届いた時から勝利を願っていた初戦であり、
強烈な陽射しの中で選手を後押しすべく声を出した90分である。

必然的に、思い入れが違う。

敵は同じオーストラリアかもしれない。

だけど、オーストラリアに勝っても、それはイコール”雪辱”にはならない。

むしろ、次回やその次のワールドカップに出場できたとして、
ず~~~っと前から楽しみにして、
いろんなことを準備して、
そして現地に見に行けて、
スタンドから選手を応援して、
「この試合に勝たなければいけない」というプレッシャーの中で、
見事に日本代表が勝利を得る瞬間を共有できた時、
初めて”雪辱を晴らした”と感じられるんじゃないか。

 

あの日の負けは、単にオーストラリアに負けたっていうことじゃない。
ワールドカップは、それくらい大きな意義のある大会だったと思う。

だから、今回は”雪辱を晴らす”ための試合なんかじゃない。

あの日の負けを、ここで勝ったくらいで忘れるようじゃ、寂しすぎるからね。
これから何度も何度もアジアの舞台で戦う相手なんだし。

 

それにしても、オーストラリアも韓国もギリギリで勝ちあがってきた。

やっぱりこの2国、そしてイランと日本がいないと面白くない。
この4チームが揃っているからこそ盛り上がるし、
勝ち上がる価値が高まるってもの。

オーストラリアにとっても、いきなり日本と戦いたくなかったはず。

今回の戦いぶりに自信を持って、
新しい気持ちでオーストラリアとぶつかってほしい。

もちろんドイツ戦士たちが個人的に雪辱を期するのは良いと思う。

だけど目指すのは優勝なんだから、あんまり国全体が”雪辱”一色に
ならないで欲しいと願ってる。 

あの日一緒に写真を撮ったオーストラリアサポーターたちも、
きっと楽しみにしていると思う。

これから何度も名勝負を繰り広げるであろう、
良きライバルとの第2ラウンドを。

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