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冬の終わりに

最近、たまに聞かれる。

「あれ、今年はスキーしてないの?」

聞かれると、改めていろいろと考えさせられる。

 

スキーを始めて17年。

一度も滑らずに冬を終えたのは初めてだった。
まさかこんな冬が来るなんて、5~6年前だったら
とてもじゃないけど考えられなかった。

スキーを始めたころから、
初滑りが冬の始まりで、
最後のスキーが冬の終わりだった。

いつだってBAYの冬はスキー中心に回っていた。

2月で滑り納めだった年は3月から春だったし、
4月まで滑っていた年は4月も冬だった。

その感覚はきっと学生時代に養われたもので、
11月末まではひたすらにバイトに精を出し、
12月から3月末の全国大会までは滑り続ける。

1年はすべて冬を中心に回っていて、
春と夏と秋は、冬のための準備期間だった。

 

社会人になって、一見、冬が軸ではなくなった
ように思っていたけど、
スキーを続けている以上、やはりBAYに染み付いた
その”冬軸”感覚は抜けていなかったのだろう。

特に国体を狙って、国体に出場したシーズンなどは、
感覚的には完全に学生時代のそれと変わらなかった。

だから国体が終わり、そのシーズンはもう滑らないと
決めていたとき、次の日からはどんなに寒くても、
BAYにとっては春だった。

桜が咲かなくても、気温が低くても、
厚手のコートに身を包んでも、春だった。

仕事への集中力も、一段と増していた気がする。
決して”冬”の期間に手を抜いていた訳ではないが、
「切り替え」によって新鮮な気持ちが生み出せていた。

 

かくしてここ2年ほど、BAYには明確な冬が無かった。

スキーをしなかったので、いつからが冬で、
いつまでが冬だったのか、わからない。

桜が咲き始めて、周りがみんな薄着になってきて、
テレビとかでも「春」って言葉が使われるようになって、
そんな感じでやっと
「あ、春なんだね。」なんて感じてる。

 

大人になってからほとんどの時間、
すべての季節の変わり目を、自分の都合で決めてきた。

強引に、強制的に、決めてきた。
と言うか、無意識に決めなきゃいけないと思い込んでた。

 

でも本当は、こうやって自然に感じさせられるもの、
それがきっと”季節”なんだろう。

いや、普通の人はみんな、そうやって季節を感じてる。
きっとそうに違いない。

「春までに」とか、
「春からは」とか、

季節を区切りとして目標を立てることも多い。

季節って本当に大事。
日本に住んでたら、ことさら大事。

考え方、設定の仕方しだいで、
大きなモチベーションを生み出すし、
大きなパワーをも生み出せる。

境目無くだらだらと惰性で生きていく
ことになりそうなとき、ひとつのきっかけにも
なり得る要素でもある。

 

今年、冬の定義が曖昧だったBAY。
春になっても”新鮮な心”ってやつが足りてない。

もう春本番、ペースアップしていかなきゃな!

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雪理~Ski~」カテゴリの記事

コメント

僕もとうとう社会人になりました。
結局今年もスキーに行けませんでした。
なんだか残念ではありますが、今の自分には
社会人がなんたるかを学ぶ必要がありますし、
1日1日を大切に過ごして行きたいと思います!
僕はスキーの先輩、社会人の先輩として
BAYさんを尊敬しているので、これからも
よろしくお願いいたします。

投稿: あみーご | 2008/04/08 22:26

本当に”とうとう”って言葉がピッタリだねwink
あみーごの場合。
就職祝いでもしたいねnote

投稿: BAY | 2008/04/09 13:18

山に篭って過ごした学生時代の冬をとっても懐かしく思い出しました。
確かに、初すべりが冬の始まりで、岩岳が冬の終わりだったもんね。
日本にいるときは、毎年、冬はゲレンデ過ごしてきたというのに、アメリカに来てからは、3回しか滑ってない。
そのうえ、南カリフォルニアは1年のうち9ヶ月は夏だから、衣替えもなく、季節感なんてぜんぜんないし。
たしかに、季節感があると生活にメリハリがつくよね。
今頃、日本は桜が綺麗なんだろうね。
日本の四季が時々とっても恋しくなります。

投稿: M | 2008/04/09 14:10

>Mさん
子育てと仕事で忙しいのにコメントどうもですpaper
スキーの仲間とも冬を中心に過ごしていたので、夏に会ったりするとイメージが違ったりするよね。
今年の日本は桜が咲くのが早くて、しかも長持ちしてたよ。来年はブログに桜の花をたくさん載せて、カリフォルニアに日本の春を届けますscissors

投稿: BAY | 2008/04/09 22:12

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